毎日の生活をおしゃれで快適な状態にしようと考えたとき「適切なモノ選びができるか」がとても重要ですが、なんとなくおしゃれなアイテムを選ぶだけでは、本当の意味で自分に合った理想のライフスタイルを実現することはできません。
この記事ではおしゃれであると同時に、自分にとって本当に必要なモノを選ぶためのテクニックを解説します。
このテクニックを身に付ければモノ選びがますます楽しくなりますし、いまの生活にある程度満足している方も、より充実した理想のライフスタイルを手に入れることが可能です。
ぜひ、この記事を参考にして、あなたの理想とするおしゃれなライフスタイルを実現してください。
自分自身の「おしゃれなライフスタイル」を言語化する方法

おしゃれなライフスタイルを目指そうと思ったとき、まず最初にやるべきは「おしゃれなライフスタイル」を、もっと具体的な言葉に置き換えることです。
「おしゃれ」とか「ライフスタイル」というフレーズは、響きが良く、格好も良くて、なんとなく良さげな印象がありますが、人によってイメージすることが変わってしまう曖昧な言葉でもあります。
誰にとっての「おしゃれ」を目指すのかによって、やるべきコト・選ぶべきモノも変わってくるため、曖昧な言葉のまま目標として掲げてしまうと、方向性がブレやすくなる危険があります。
もっと具体的でわかりやすい言葉に置き換えてあげることで、目的地までまっすぐ進めるようにすることが重要です。
「おしゃれなライフスタイル」を言語化した例
言語化が重要といわれてもどうしたらいいかわからない方が多いかと思います。今回は著者を例として「おしゃれなライフスタイル」の言語化を行っていきます。
下記は著者の考える「おしゃれなライフスタイル」の構成要素です。
- 好きなモノに囲まれたくらし
- お気に入りのモノをメンテナンスしながら長く使っていく
- 余計なモノがなく、整頓され、煩雑じゃない
- ストレスの要因が極力排除されている
- 時間と空間に余裕がある
こうして並べてみると、著者にとっては「モノ」が重要な要素になっていることがわかります。前者3つは直接的にモノが関連する要素、後者の2つについても間接的には関連があると言って差し支えないでしょう。
著者はモノ選びについて発信しているためポジショントークである点は否めませんが、それを踏まえてもやはり「モノ」についてこだわることが「おしゃれなライフスタイル」を実現する鍵である、というのが結論です。
この例を参考にしつつ、あなたにとっての「おしゃれなライフスタイル」を言語化していただくことが最初の一歩になるでしょう。
初心者が身に付けるべきモノ選びの基礎知識

あなたにとっての「おしゃれなライフスタイル」を言語化できたら、今度は実践的な知識を身に付けていきましょう。
ここではモノ選びの基礎知識として、下記4つの項目について解説します。
- 上手なモノ選びは自分にとっての「モノの価値」で決まる
- “コスパが良い”は”安くて質が良い”だけじゃない
- 価格が高くても長く使えるモノを選ぶべき
- 定番品は”定番品”足りうる理由がある
「自分にとっての価値」の見極め方
モノ選びは自分にとっての価値を正確に見極めることが重要です。
自分がそのアイテムをどの程度使うのか、どの程度大切にするのか、など実際の利用シーンや将来的に得られるメリットをイメージして考えることが必要になります。
モノに求める価値は人それぞれ異なりますし、どんなモノが自分の人生を豊かにしてくれるのかは自分にしかわからないので、自分の価値基準を明確に持つことを意識してください。
“コスパが良い”という言葉の意味
モノを選ぶ際に「コスパが良い」という言葉がよく使われますが、その基準は人それぞれです。
安くても質が良いモノを選ぶのはもちろん大切ですが、価格が多少高くてもその価格以上の価値を感じられるモノを選ぶこともまたコスパが良い選択です。
自分にとって必要な機能、自分好みのデザイン性、自分が求めるブランドイメージなど、自分を軸に価値基準を考慮することで、自分軸のコストパフォーマンスを測れるようになることが重要です。
価格が高くても長く使えるモノを選ぶべき理由
コストパフォーマンスの話に通ずる部分がありますが、モノを選ぶ際には「長く使えるか」という観点も重要なポイント。長く使えるモノを優先的に選ぶことでコストパフォーマンスは高まります。
長く使えるモノは愛着が深まりやすく、そのモノを使っている時間を豊かな体験にしてくれるため、価格に囚われることなく品質や耐久性を意識して選ぶことが大切です。
定番品を”定番品”足らしめる理由は完成度の高さにある
モノに対するこだわりを持ち始めるといわゆる「定番品」の扱いに迷いが生じる方が多いと思います。
「定番品」とされるアイテムは使っている方が多く、目にする機会も多くなるため、知名度や認知度の高さから真新しさはありません。わかりやすい「おしゃれ」という印象から遠く感じてしまうことがあります。
しかし、少し落ち着いて考えてみると「定番品」が広く長く愛されるには理由があることがわかります。使われている素材の品質や設計の合理性、汎用性が高く多くの人にとって扱いやすい構造、流行に左右されない飽きの来ないデザインなど、定番品は定番として君臨できるほど高い完成度に裏付けられたモノなのです。
自分のスタイルを確立する方法

モノ選びの基礎知識を身に付けたら次のステップとして「自分のスタイルを確立すること」を目指してください。まずは難しいことを考える必要はなくて、あなたが好きなことやあなたに合った要素を探すことが目的です。
将来的にはここで確立した自分のスタイルを突き詰めていくことになりますが、最初の段階ではまだ「なんとなく好き」とか「なんとなく合ってる」という視点で問題ありません。
自分の「好き」を噛み砕く思考法を身に付ける
自分の「好き」を噛み砕いて言語化することは自分自身のスタイルを確立するために最も重要です。
あなたが好きなものや傾向を言葉に表したり、普段から意識して自分の「好き」と対峙することで、より詳細に自分の好みを理解し、最適な選択をできるようになります。
たとえば、著者の場合は「機能的なデザイン」が好きなので、ミリタリー系やメカニカルなアイテムを選ぶと間違いない、とか、とりあえず「ブラック×レッド」という色合いのモノを選ぶと満足度が高くなりやすい、といった形です。
自身の「好き」を明確にすることで、同時に「嫌い」も明確になるため、選ぶべきじゃないモノを見極める意味でも重要なアプローチです。当たり前ですが、自分の「好き」と対極にあるモノや、「好き」を阻害する要素を持つモノは、日々の満足度を下げてしまうので、可能な限り避けるようにしてください。
色と素材に着目するアイテム選びのテクニック
色と素材に着目すると、自分の好みをより具体的に反映したアイテム選びが可能になります。
あなたが好きな色や素材を事前にピックアップしておくと、これらの色や素材が使われたアイテムを優先的にチェックできます。世の中にあふれる様々なアイテムの中から漠然とモノ選びを行うよりも効率的に自分好みのアイテムにたどり着けるはずです。
著者の場合は「黒革」「赤糸」「インディゴデニム」「ウォールナット」などの色や素材が好きで、基本的にこれらの色と素材を中心にモノ選びを行うことが習慣化されているので、何かを購入する際に類似品やカラーバリエーションがあっても迷うことなく、自分にぴったりのアイテムが選択できています。
ライフスタイルからイメージするモノ選び術
自身のライフスタイルからイメージしてモノ選びを行うことは、自分のスタイルを確立する上で欠かせない視点です。
ライフスタイル=生活習慣に適したモノや機能、選ぶべき素材や色味など、現在のライフスタイルをベースにして考えることで、無理なくおしゃれに近付けていくことが可能になります。
たとえば、自然に囲まれるようなリラックスしたくらしをイメージする場合はナチュラル系の素材やグリーンを取り入れたアイテムを優先することが有効ですし、無機質でモダンなスタイルが好みならシンプルなデザインでモノトーンのアイテムを選ぶようにすると少しずつ理想に近付くことができます。
必ずしもひとつに絞る必要はありませんが、自分の軸となるライフスタイルからイメージすることを意識するようにすることで、モノ選びに一貫性を保つことができるでしょう。
モノ選びのルール化

モノ選びの基礎知識を身に付け、自分のスタイルを確立できたら、次は「自分のモノ選びをルール化」してみましょう。
必ずしもルールを順守することは必須ではありませんが、何も考えずに好きなモノや気になったモノすべてに手を出すとまとまりがなくなってしまいますし、ちょっとでも良さげなモノを際限なく買ってしまっては本末転倒です。
まずは一定のルールに従ってモノ選びをしていく習慣を身に付けることで、無駄なく自分に合ったアイテムだけを手に入れることができるでしょう。
今回はモノ選びをスムーズにしてくれるルールを4つにまとめたので、自分に合わせたルールを設定してみてください。
- 品質の高いモノだけをピックアップ
- 選ぶ色の組み合わせや割合のパターン化
- ジャンルごとのモノ選びをパターン化
- 優先的に選ぶブランドをリストアップ
品質の高いモノだけをピックアップ
まずはアイテムを手に取った瞬間に「品質が良いモノ」だけをピックアップする審美眼を身に付けましょう。
世の中には品質を犠牲にして価格を落としているモノや、価格が高いのに品質が低いモノなどがたくさんあります。これらは価格に関わらず積極的に選ぶべきじゃないのですが、安価を理由に購入しやすかったり、高価だから品質が高いと勘違いして購入してしまったりと、思わぬ罠にはまってしまうことも少なくありません。
品質が良いモノを見極めるため、3点のポイントを意識してください。
- 素材と縫製を確認すること
- ブランドの信頼性を調べること
- コストパフォーマンスを考えること
素材と縫製を確認することでモノの作りの良さがわかりますし、ブランドの信頼性を調べることでモノの価格が適正かどうかがわかります。コストパフォーマンスを考えることで価格と品質のバランスが適切かどうかも判断することができるでしょう。
最初の段階で品質が悪いモノを切り捨てられるようになると、モノ選びで失敗することは極めて少なくなります。
選ぶ色の組み合わせや割合のパターン化
自分の好きな色ををベースにアイテムを選んでいくことで、全体としてまとまりのあるアイテムを選びやすくなります。
色には非常に多くのバリエーションがありますが、自分の好きな色や合わせやすい色はある程度絞り込めると思います。
著者の場合、好きな色は「ブラック」と「ダークレッド」なのでこの2色をメインに「アンティークゴールド」「ダークインディゴ」「ダークブラウン」あたりを組み合わせるパターンがほとんどです。
メイン2色が全体の7〜8割を占めるように集めていく想定なので、サブのカラーはわりと何を選んでも問題ありません。
ジャンルごとのモノ選びをパターン化
ここで言うジャンルは「ファッション」「インテリア」「ガジェット」といったある程度大きな括りで考えることを想定しています。
たとえば「ファッション」を例にすると、レザーが好きな方はそれを軸にモノ選びを行っていくと全体に高級感のあるコーディネートが組み立てられますし、アウトドア系が好きなら意識的に色味を抑えてあげると子供っぽくなりすぎないスタイルが作れます。
ジャンルと自分の好みをかけ合わせた時にどういうモノを選ぶべきかをパターン化してあげることで、全体としてまとまりのあるモノ選びができるようになるはずです。
優先的に選ぶブランドをリストアップ
ブランドを統一するのはおしゃれなコーディネートを組み立てる上で重要なテクニックです。
基本的な考え方として、ブランドは何らかの世界観やコンセプトを元にデザインされたアイテムで構成されています。したがって、ブランドを統一することは世界観やコンセプトに統一感をもたらします。
自分の好みや志向に合ったブランドを事前にいくつか見繕っておくと、統一感のあるモノ選びを効率的に行うことができるでしょう。
このテクニックを使用する際の注意点としては、ブランドが揃いすぎてわざとらしさや不自然さが出てしまうことがないように気をつけましょう。せっかくの統一感が逆効果となり、おしゃれ感が失われてしまいます。
不要なモノの処分方法をルール化

モノ選びにこだわるようになると、購入してから自分の好みから外れていることに気付いたり、使っていくうちに消耗してボロボロになってしまうアイテムが出てきます。
カスタマイズやメンテナンスによって好みに近づけたり価値を保ったりすることも可能ですが、それでも限界はあるので、やはり自分なりの処分ルールを定めておくことが有効です。
捨てる基準を明確化する
不要なモノを捨てる際には捨てる基準を設けてください。
たとえば、1年間使っていないものは捨てる、古くなったものは捨てるなど、基準を設けることで、無駄なものを減らし、自分にとって必要なモノに囲まれた暮らしを実現することができます。
不要になったモノは積極的に捨てる習慣を身に付けておかないと、時間が経つほど捨てるのが難しくなることを忘れないでください。
使い心地や満足度を振り返ることを習慣化する
モノを購入する際には購入後の使い心地や満足度を振り返る習慣が重要です。
購入時には気に入っていたモノでも、実際に使っていくうちに満足度が低い場合は少なく有りません。別のアイテムを再度購入する前に「なぜ満足度が低かったのか」を分析する必要があります。
買い物のたびに自分にとって必要な要素を振り返ることで、無駄な出費を抑え、本当に必要なモノだけを手元に残すことができるようになっていきます。
モノ選びのテクニックの上達方法

ルール化が完了した段階で改めてモノ選びのテクニックを見直していきます。
見直したいポイントとしては以下の3点です。最後の項目は対象者が少し限定されますが、子育て中の方はぜひチェックしてください。
- 自分自身のモノの買い方を見直す
- 定番とトレンドをバランスよく取り入れる
- 子育て中のパパとママにおすすめのモノ選び術
自分自身のモノの買い方を見直す
モノ選びのテクニックを上達させるコツとして、買い物をする前にリサーチをすることが挙げられます。
商品レビューサイトやSNSでの口コミを事前にチェックすることで、実際にアイテムを使った人の評価や感想を知ることができます。
また、自分のスタイルに合ったショップを見つけることも重要です。
ショップの雰囲気や商品のラインナップが自分に合っていると感じることができれば、より効率的かつ効果的な買い物ができます。
定番とトレンドをバランスよく取り入れる
上達させるためのモノ選びのテクニックとして、自分に似合うものや自分の好みに合ったものを選ぶことが挙げられます。
定番品とトレンドをバランスよく上手に取り入れたり、いまこのタイミングで見本となるコーディネートを探してみることも効果的です。
トレンドに踊らされたくないという考えの方もいると思いますが、世の中の価値観は時間の経過とともに変化しているため、無理のない範囲でトレンドを取り入れることがおしゃれのコツです。
子育て中のパパとママにおすすめのモノ選び術
子育て中のパパとママが考えたいモノ選びのテクニックとして、耐久性・防汚性・安全性など、子育て中だからこそ考えたい要素を無視せずにおしゃれを楽しむことが重要です。
また、子どもと一緒に楽しめるアイテムを選ぶのも有効なアプローチです。子育て中のパパとママがストレスなく、おしゃれなライフスタイルを実現するために、家族全員が快適に楽しく過ごせるモノ選びが必要です。
自分の「好き」の解像度を上げる思考法

ここまで来ると身の回りにあるアイテムは概ね好きなモノが揃ってくるかと思いますが、更に理想へ近づくためには自分の「好き」に対する解像度を上げる思考法を身に付ける必要があります。
持ち物のメンテナンス方法を学ぶ
自分の好きなモノが選べるようになったらメンテナンス方法を学ぶことをおすすめします。
メンテナンス方法を学ぶことでより長く愛用することができますし、メンテナンスすること自体が自分にとっても有意義な体験となる方も少なくありません。
自分の持ち物を長く使用するためには、メンテナンスが必要です。メンテナンス方法を学ぶことで、持ち物の寿命を延ばすことができます。また、メンテナンスをすることで、自分の持ち物に愛着を持つことができます。
なぜ自分はこの色が好きなのか
自分が好きな色について、なぜ好きなのかを考えることで、自分自身の好みを深く理解することができます。自分自身の好みを知ることで、それに基づいたモノ選びをすることができます。
どんなアイテムを選ぶと快適に過ごせているか
自分自身の快適な暮らしに必要なアイテムについて考えることで、自分にとって必要なアイテムを選ぶことができます。また、快適な暮らしに必要なアイテムを選ぶことで、ストレスを減らし、より快適な暮らしを実現することができます。
おしゃれな人は毎日を楽しんでいる

モノ選びの知識やテクニックはここまでのステップで十二分に身に付いていると思います。
最後のこの項目ではモノ選びの知識とテクニックを活かしつつ、これから先のくらしをより良いものにしたり、より理想に近付けていくために必要な、人生を変えるマインドセットを解説します。
毎日の生活に楽しみを取り入れる習慣
どんなに良いモノを選べても、そもそもの生活が楽しくなければモノを楽しむ余裕はありません。
おしゃれな人は毎日の生活に楽しみを取り入れることを習慣にしています。たとえば、美味しい朝食を用意してゆっくりと食事を楽しむこと、好きな音楽を聴きながらリラックスして過ごす時間を作ること、休日には家族や友人と特別な時間を過ごせる予定を入れること、などです。
これらは何も特別なことではなく、毎日の生活の中で少しずつ楽しみを取り入れていく意識があるからこそ、より豊かなライフスタイルを実現できるのです。
最初からすべてを理想的でおしゃれなくらしが手に入るわけではありませんが、まずは「好きな音楽を聴きながら家事をする」「ちょっとした時間におしゃれなカフェに寄って読書をする」など、日常の中に自然と取り込めるような小さな習慣から始めることが大切です。
自分に合った趣味を見つける意識
ここまでモノ選びについて解説してきて、最後になぜ趣味の話になるんだろうと思われるかもしれません。これは著者の持論ですが、趣味が増えるとこだわるべきモノも増えるので、趣味とモノ選びは切っても切れない関係にあると考えています。
たとえばキャンプにハマればキャンプギアにこだわることができますし、料理が好きなら調理器具や食器にこだわることができるでしょう。
趣味に必要なモノ選びは今まで以上に自分の「好き」を反映できるので、ぜひ自分にあった趣味を見つけて新しい領域でのモノ選びを楽しんで欲しいなと思います。
自分が楽しくなれるモノを集めていく人生
ここまで読んでいただいた方は既に自分に合ったモノ選びのテクニックが身に付いています。
これからは実際に多くのモノに触れて、本当に自分の人生を楽しくしてくれるモノを見つけて集めていくフェーズですから、ここまでに身に付けた知識とテクニックを駆使して理想のライフスタイルを目指してください。
著者は好きなモノに囲まれるくらしを始めてから、毎日が楽しくて充実している実感を得られる機会が本当に多くなりました。この記事をきっかけに少しでも多くの方が自分に合ったモノを選べるようになり、理想のライフスタイルを実現できることを願っています。